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岐阜生活まんきつ中

古書カフェすみれ屋と名作達

本を読むのは好きだけど、集中力が落ちてきて、すっかり読めなくなった今日。そんな中読んだ本を2冊紹介します!

古書カフェすみれ屋と本のソムリエ

 

古書カフェすみれ屋と本のソムリエ (だいわ文庫)

古書カフェすみれ屋と本のソムリエ (だいわ文庫)

 

 すみれさんの料理が美味しそう!

人生の悩みに本で答えてくるという話。

読みやすく、スラスラとマンガを読むように読めます。

そして、本の中で紹介されている本が読みたくなります。紹介された本の内容はオープンにされてないの!

話の中に紹介されていた、O.ヘンリー。読んでみました!

 

賢者の贈りもの―O・ヘンリー傑作選I―(新潮文庫)

賢者の贈りもの―O・ヘンリー傑作選I―(新潮文庫)

 

 賢者の贈り物は有名ですが、紹介されていたのは、手入れの良いランプという話。

2人の女の子がいて、1人は地味で堅実。1人は派手で玉の輿を狙っている。地味な子の彼氏と3人でつるんでいて、彼氏は地味で堅実。

似た者同士くっつくのかと思いきや、地味子は金持ちと結婚してしまう。

何ヶ月か後に地味子は成金になって派手子に会いにくる。派手子は地味子の元カレと婚約している。彼が一番の玉の輿の相手だと言って。

地味子は泣きくずれ、派手子が慰めてるという話。

???

なんで泣くのかよくわからない。

自慢したかったのに、相手が幸せそうだから泣いたの?友達が幸せなるのは許せない!!みたいな。それとも逃した鯛は大きいってこと?

派手子も金持ちのぼんぼん振ったりしているし、虎視眈々と彼氏をねらっていたのか?

 

地味で堅実な方が幸せを掴んだって話なのかな。

成金もすごく幸せだと思うけど。お金あっての幸せもあると思うし。

地味子は堅実なふりをして、人の意見や価値観に流されているっぽい。派手子は一貫して自分軸があるんだよなー。おしゃれ大好きミーハーにみせかけて。

すごく短い小説なのにここまで考えが広がるとは・・・名作のすごさなのか・・・

 

古書カフェすみれ屋は写真集や詩集なとも紹介しているので、自分が手を出さない分野に目がいくので面白いよ!

ぜひ読書の秋のとっかかりにどうぞ!